前の記事でサラウンド効果について書きました。
今回はhimawariが購入したヘッドホンaudio-technica ATH-R70xをご紹介。




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audio-technica
株式会社オーディオテクニカとして1962年 東京で設立されている日本の会社です。モニターヘッドホン(原音に忠実な音質が特徴で音楽制作に使われる)の分野では北米 audio-technica、日本 SONYのイメージがあります。アメリカの音楽シーンで使われるマイクもよく見るとaudio-technicaが多かったりします。
全国の量販店のPOSデータを日次で収集・集計した「BCNランキング」に基づき決定される「BCN AWARD」のヘッドホン・イヤホン(ワイヤード)でも11年連続でBCN AWARDを受賞しています。
1位 | 2位 | 3位 | |
AWARD 2020 |
オーディオテクニカ (18.5%) |
ソニー (14.4%) |
エレコム (12.9%) |
AWARD 2019 |
オーディオテクニカ (19.1%) |
ソニー (16.2%) |
JVCケンウッド (12.4%) |
AWARD 2018 |
オーディオテクニカ (23.3%) |
ソニー (19.1%) |
JVCケンウッド (17.8%) |
AWARD 2017 |
オーディオテクニカ (24.1%) |
ソニー (18.1%) |
JVCケンウッド (17.5%) |
AWARD 2016 |
オーディオテクニカ (24.5%) |
ソニー (19.4%) |
JVCケンウッド (16%) |
()内は販売数量シェア
価格、性能面でお手頃な商品が多いのかと思います。ピュアオーディオ系のヘッドホンはあまり売れないと思うのですが、頑張って欲しいです。




オープンエアー型(開放型)、密閉型(クローズド型)
ATH-R70xはオープンエアー型になります。ハウジング(耳に当てる部分の外側)に蜂の巣みたいな穴がたくさん開いています。穴が開いていないものを密閉型と呼びます。両方の中間ぽいのは半開放型と呼ばれるものもあります。
メリット | デメリット | |
オープンエアー型(開放型) | 音の広がりを感じる自然な音質
高音がクリア 軽量なものが多い 長時間のリスニング、装着でも疲れにくい |
低音がやや弱い
音漏れが大きい 周囲の環境音に弱い |
密閉型(クローズド型) | 力強い低音
音漏れしにくい ゲームへの没入感が高い |
音がこもる
耳が蒸れる 長時間のリスニング、装着は疲れる |
ATH-R70xについても屋外(周囲がうるさい)では厳しいので屋内専用となります。音漏れは、爆音で聞かない限りは、気になりません。広がりを感じる音質については素晴らしいですし、リファレンスヘッドホンと謡っているいるだけあって低音~全音域を正確に再現してくれます。
特に広がりを感じる音質についてはオープンエアー型、密閉型の構造による影響が大きいので密閉型しか利用していない方は驚くと思います。
音の傾向
音の傾向には各個人の好みがありますが、音の特性としては「ドンシャリ」、「かまぼこ」、「フラット」に分かれます。
- ドンシャリ
音の特性として高域と低域が協調されているもの。
中域のボーカルが下がるため、電子音が引き立ちます。ゲーミングヘッドセットに多い特性だと思います。 - かまぼこ
低域と高域が弱めで中域が立っているもの。
中域が出ますのでボーカルが引き立ちます。低域、高域が下がるので聴きやすい音になります。 - フラット
特性が各帯域で均一に近いもの。原音忠実性が高くモニターヘッドホンはこの特性を持ちます。
ATH-R70xは「フラット」になっており、演奏場所にいるようなライブ感が凄くあります。また、オープンエアー型でも音がクリアで低域もよく聞こえます。
どこの構造、技術によるものなのか理解できませんが、himawariは好みの音です。




装着感
ATH-R70xはとても軽量で約210gしかありません。軽量なので楽に装着していられます。写真も軽量ヘッドホンなのでテーブルに載せて下の状態で撮っています。
ここからが問題なのですが下の写真にあるように頭に載せる部分に羽根みたいなのがついています。ウィングサポートというらしいのですが、締め付けがなくて装着感はいいです。
但し、頭のサイズが大きい人は合わないと思います。サイズさえ合えば、軽い、蒸れなく、締め付けなくの3拍子で長時間つけていても苦になりません。
試着できる環境があれば試着をおススメします。
また、ワイヤード(有線)になりますのでコードが邪魔ですが、音との兼ね合いがあるので我慢しています。

出典:https://amazon.co.jp
テクニカルデータ
製品名 | audio-technica ATH-R70x |
型式 | オープンバックダイナミック型 |
ドライバー | φ45mm |
出力音圧レベル | 98dB/mW |
再生周波数帯域 | 5~40,000Hz |
最大入力 | 1,000mW |
インピーダンス | 470Ω ※接続機器によっては充分な音量が得られない場合があります。 |
質量(コード除く) | 210g |
プラグ | φ6.3mm標準/φ3.5mmミニ 金メッキステレオ2ウェイ |
コード | 3.0mコード(着脱式) |
出典:https://www.audio-technica.co.jp
インピーダンスが高いものは、ハイインピーダンスと呼ばれますがATH-R70xは470Ωと高めです。接続機器の音量が同じ場合、ハイインピーダンスのものは音量が低く聞こえます。
注意事項に”音量が得られない場合”がありますと記載されていますが、爆音を必要としない限り困らないかと思います。アンプを入れるのが一番ですが、実用的にはiphoneなども大丈夫でした。
audio-technica ATH-R70xのメリット!
- 広がりを感じる音質
- 「フラット」な特性でライブ感を味わえる
- 軽い、蒸れなく、締め付けなく長時間でも楽に装着
audio-technica ATH-R70xはオープンエアー型フラット特性でゲーム、音楽、映像におすすめです。